

T.T
15 分前


N-S
8月25日


レイ
8月11日

こんにちは、株式会社アーチのT.Tです。
最近、Claude Code、Codex CLI、Antigravity CLIと、複数のAIコーディングエージェントを行き来しながら仕事をする機会が増えました。
最初のうちは、どのツールを開いても「このプロジェクトの書式はこうで」「変換手順はこの順番で」といった同じ指示を、チャットのたびに手で貼り付け直していました。正直、これが面倒で、毎日積み重なると地味に注意力を削られていきました。
そんな中で出会ったのが「Agent Skills」という仕組みです。
よく使う指示や手順をSKILL.mdという1つのファイルにまとめておくと、エージェントが必要なときだけそれを読み込んでくれる。しかもClaude Code独自の機能ではなく、Codex CLIやAntigravity CLIなど複数のツールにまたがる緩やかな共通規格(Agent Skills)として広がりつつあります。
注意: これらのCLIツールは開発が非常に速く、仕様やディレクトリ構成が今後変更される可能性があります。実際に導入する際は、必ず各ツールの最新の公式ドキュメントも確認してください。
Agent Skillsは、ひとことで言うと「エージェント用の手順書ファイル」です。基本構造はどのツールでもほぼ共通していて、
スキル1つにつき1つのディレクトリを用意する
その中にSKILL.mdという名前のファイルを置く
ファイルの先頭にYAML形式のfrontmatter(nameやdescriptionなど)を書く
その下に、Markdownで具体的な手順や知識を書く
という形を取ります。たとえば最小構成はこんな感じです。
---
name: skill-readmedescription: 指定したスキルの使い方を、READMEとしてワークスペースルートへ新規作成する。使い方は /skill-readme <スキル名>。
---
# Skill Readme
`/skill-readme <スキル名>`(スキル名は空白か改行で区切り、複数書いてよい)
指定したスキルの使い方を `README-<スキル名>(<日本語要約>).md` へ**新規作成**する。出力先はワークスペースルート(セッションを開始したディレクトリ)である。
CLAUDE.mdのような「常に読み込まれるメモ」と違い、Skillの中身は使われるときだけコンテキストに読み込まれます。そのため、長い手順書やリファレンス資料を書いても、普段の会話コストにはほとんど影響しません。「同じ指示を何度もコピペしている」「CLAUDE.mdの1セクションを、ルールの記述というより手順書のように書き足してしまったと感じたら、Skill化のサインです。
Claude Codeでは、SKILL.mdを置くディレクトリによって、そのSkillが「誰から使えるか」が決まります。
作り方はシンプルです。
mkdir -p ~/.claude/skills/skill-readme
として、その中に先ほどのSKILL.mdを保存するだけです。
Claudeが会話の内容から自動的にSkillを選んで読み込んでくれますし、/skill-readmeのようにスラッシュコマンドとして自分で呼び出すこともできます。
disable-model-invocation: trueを付ければ「自分が呼んだときだけ動く」ように、逆にuser-invocable: falseを付ければ「Claudeが自動判断で使うだけ」に制限することもできます。
Codex CLIも同じSKILL.mdベースの仕組みですが、探索するディレクトリの階層がもう少し細かく分かれています。
スコープ | パス | 用途 |
リポジトリ(カレント) | $CWD/.agents/skills | 作業中のフォルダ専用 |
リポジトリ(ルート) | $REPO_ROOT/.agents/skills | リポジトリ全体 |
ユーザー(グローバル) | ~/.codex/skills | 自分の全プロジェクト |
管理者 | /etc/codex/skills | システム全体の共有設定 |
システム | バンドル済み | OpenAI提供の標準Skill |
呼び出し方は$skill-name(Codex CLI上)または@skill-name(ChatGPT上)で明示的に呼び出すか、タスクの内容から自動的にマッチさせる「暗黙呼び出し」のどちらかです。
プロジェクト直下の.agents/skills/という置き場所は、後述するAntigravity CLIとも共通しています。
Google発のAntigravity CLIでも考え方は同じで、プロジェクト直下の.agents/skills/にSkillを置くとワークスペース専用のスラッシュコマンドとして認識されます。
グローバルスコープの置き場所は、ホームディレクトリ配下の~/.gemini/antigravity-cli/skills/です。ここに置いたMarkdownファイルは、どのディレクトリでCLIを起動してもグローバルなスラッシュコマンドとして自動的に読み込まれます。
Antigravityらしい特徴は、Skillファイルが自動的にスラッシュコマンドへ変換される点です。たとえばformat-tests.mdというファイルを置けば、それだけで/format-testsというコマンドとして使えるようになります。IDE版とCLI版で設定の考え方は同じです。

Claude Code、Codex CLI、Antigravity CLIのグローバルスコープにおけるSkill配置場所を示すフォルダーツリー
3ツールとも「プロジェクト固有」と「全プロジェクト共通(グローバル)」の2段構えになっていますが、グローバルの置き場所はツールごとに異なります。
初めて使うときは、まず自分がよく使う定型作業(コミットメッセージの書き方、レビュー観点、デプロイ手順など)を1つだけ選んで、グローバルスコープに置いてみるのがおすすめです。1つ動くのを確認できると、あとは横展開しやすくなります。
同じ「Agent Skills」という土台に乗ってはいますが、仕様を比べると得意なところと物足りないところが分かれます。自分は普段、この3つのうちClaude Codeを一番使っています。
Skillのfrontmatterだけでもallowed-toolsによるツールの事前許可、context: forkによるサブエージェント実行、フックとの連携など、細かく作り込める設計になっています。
プラグインやエンタープライズ設定(組織全体への配布)とも統合されており、「決まった手順を安全に繰り返す」用途に強いツールです。
AGENTS.mdとSKILL.mdという組み合わせを軸にしていて、リポジトリ直下・ユーザー・管理者・システムという明確な階層でSkillを探索します。
プロジェクト直下の.agents/skills/という置き場所は、後述のAntigravity CLIをはじめ他のエージェントツールとも共有されており、複数のエージェントツールをまたいでSkillを使い回したい場合の”デファクトスタンダード感”があります。
Skill自体は前述の通り十分ですが、ツール全体で見るとauto modeやauto_reviewのような自動実行の設定がまだなく、そこはClaude CodeやCodex CLIの方が一歩進んでいると感じています。
Agent Skillsは、ツールをまたいでも考え方がほとんど同じ「使い回せる手順書」です。(得意分野によりできないこともあります)
SKILL.mdという1ファイルに、名前・説明・手順を書く
グローバルスコープに置けば全プロジェクトで、プロジェクトスコープに置けばそのプロジェクトだけで使える
グローバルの置き場所はツールごとに微妙に違う(Claude Code: ~/.claude/skills/、Codex CLI: ~/.codex/skills/、Antigravity CLI: ~/.gemini/antigravity-cli/skills/)
一方でプロジェクトスコープの.agents/skills/はCodex CLIとAntigravity CLIで共通しており、“ツールを選ばないデファクトスタンダード感”がある
複数のAIコーディングツールを使っている方は、まずは1つの定型作業をSkill化して、自分の環境に合わせて配置場所を選んでみてください。
自分もSkill化してから、毎回同じ指示を貼り付けるコピペ地獄から少し抜け出せました。
こんにちは、前戸 雄太です。 昨今、あらゆる業界で「DX(デジタルトランスフォーメーション)」や「IoT」といった言葉を耳にするようになりました。 しかし、日ごろお客様とお話している中、こんな本音をよくお聞きします。 ・「DXが必要なのはわかっているけれど、何をしていいか分からない」 ・「ITやシステムの専門知識がないから、どこに相談すればいいのかすら分からない」 そんなお悩みをお持ちの企業様。






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